5月17日(金)晴れのち雷雨 雨

黒潮の影響なのか波が高い

日付が変わる、明るい月夜のおかげでリラックスできる

ですが次第に雲が厚くなり闇夜に

台湾に接近すると、黒潮帯も抜け波が落ち着くも、あちこちに漁船の航海灯が見える

周囲は煌々と照明を灯した漁船が多く、気が抜けない

暫くすると雷を伴う激しい雨に!

十数年前、ラピタと三宅島を目指す途中、夜の遠州灘で遭遇した雷を思い出しました

このときは、フネの周りの海面に落雷が飛沫を上げ続け、しまいには慣れて恐怖も無くなる始末でした

南国とはいえ闇夜の激しい雨、次第にカッパの中に染みる雨で体が冷える


P5170083

断続的に続いた雷は1時間ほどで止みホッと一息

でも雨は断続的に激しく降る

5:20頃、ようやく待ち望んだ夜明け空に

強かった逆潮は、台湾最北端辺りから逆に流れ出し速度が上がる

大きな波に翻弄されて、大揺れです

さすがの彦坂さんも船酔いでダウン



P5170093

すっかり明るくなったので台湾沿岸に近寄り航行

波は少し収まった感じ、でもまだ船足が早い

このままでは、先方に連絡してある正午到着が大幅に早まってしまう

セールを収納し、アイドリングでペラを回した状態でも5,5ノット、台湾北部の潮流は半端ない速さです

時間により、潮流方向が逆になる

これが逆潮だったら大変、フネが進まない

淡水まで残り12マイル程で、また逆潮にあい機走2,500回転
P5170100

同時に風が上がり始め、真正面から20〜30ノットの強風に

既にセールは収納してあるので、そのままマリーナへ

普通は入港前にVHF無線でコーストガードに呼びかけるのですが、台湾では応答がないそうで、そのまま入港する
P5170104

フルノのGPSでは、これ以上拡大できない

スマホのCmapが頼りです
P5170108

マリーナの前にある赤茶色のコーストガード庁舎
P5170105

庁舎前の岸壁には、既に3人ほどコーストガードが待っており保安署?の前の岸壁に付けるよう指示

12:00少し前に着岸
P5170107

石垣島から188マイル、32時間30分でした


やれやれ、あれほど穏やかだった天候だったのに、最終日はしっかり叩かれました

コーストガードには日本語を話す係官がいて、人数その他を質問を受ける

パスポートや航海計画書を要求される

Mtnetや航海計画などの書類は台湾のCさんが既に提出済みです

Cさんはまだ来ておらず携帯に連絡

実は台湾時間は1時間の時差があり、約束の時間より1時間も早く到着していた

コーストガードにはCさんから携帯で説明していただき、フネをマリーナへ移動
P5170109

フネから出ないよう言われ、しばらく待機です

入国手続きが完了するまで陸には一歩も降りられませんが、係留作業での一時上陸はOKです

日本入国の時も、致し方ないということでOKです

雨の中Cさんが来てくれ、ホッとしました

この日のために、わざわざ休みを取ってくれ感謝です

雨も降っているので、Cさんをフネにお招きしてお茶でも

ところが乗込みは禁止、言われてば確かにそうでした

係官も来て、ようやく上陸OKとなり保安署へ
P5170111

ここで更にCさんが、我々の入国手続きのため長いやり取り

ようやく終えたと思ったら、今度は入国管理へ

係官はフネに来ず、こちらからタクシーで役所へ出向きます
P5170114

係官とCさん、先程より更に長いやりとりをしてます

何か問題でもあったのか?

さっぱり分かりませんが、自分たちだけではとてもムリです

どうやらMTnetと違うnet申請が必要なのだそうですが、この申請は認定業者しかできないので、ここでは紙書類で申請

おかげで無事に入国管理も完了

検疫の係官が来るあいだCさんの案内で、食事に
P5170115


缶ビール3本とボリュームある料理で、どれもおいしい
P5170116

検疫は簡単に完了

当然に肉やソーセージ、ハムなど持ち込み不可

いろいろ大変でしたが、Cさんの尽力で無事に台湾へ入国できました

Cさん、ありがとうございました
P5170120

おまけに、Cさんより乗物やコンビニなどで利用できるカードをプレゼントされました

これから約1週間の旅に大いに役立ちます

Cさんに予約をお願いしたホテルへ入り、ようやく一息つきました

大きな浴槽のある角部屋のスイートです(Wx2 1部屋2人6,154円)
P5170124

長い一日でした、ふ〜疲れた・・・・

と言っても私は何もしてません

全てCさんの働きで入国できまさた

いや〜、今日一日ほんとうに有難うございました

P5170123



明日から台湾一周 列車の旅

まずは台北を経て九分へ向かいます

愛知県HPから往路航跡イメージ1
往路1

往路航跡イメージ2
往路2






日本ブログ村の、ブログランキングに参加中です。 応援クリックお願いします。
にほんブログ村 マリンスポーツブログ ヨットへ