(※毎回1日遅れで更新してます)
2017年5月17日 晴れ
長崎県 壱岐郷ノ浦 →対馬 厳原港
郷ノ浦の浮き桟橋は漁船や釣り船がいないので、明方も静穏そのもの
玉城さんは、すぐ近くにある水飲み場からペットボトルに飲料水を2本補給
重たい水はめったに買わず、給水で済ましてます
今日は待望の対馬へ
一昨年の沖縄クルーズの帰りに壱岐、対馬を巡る予定でしたが強風が続き諦めて帰りました
ようやく、このときが来ました
いつもより少し早目の5:30に出港
前から来る波が大きく、フネが揺られます
いつも港の沖に出るまで、大きい波が続くことが多いです
ラジオの天気予報では対馬・壱岐は雷注意報と、
急な雷雨、突風に注意と告げてますが、空は青空でそんな雰囲気はまるで有りません
GPSを見ると対馬海峡は北へ0,2ノットの潮流
海上は北西の弱い風でメインセール+機走2300回転、ペラもきれいになり6.3ノットで快調〜
対馬海峡に入ると波は穏やか
とても良い気分♪
ですが海藻軍団が相変わらずオリオンの行く手を阻みます
ワッチを少しでも欠かすと、すぐに目の前に現れて慌てさせられる
コックピットで、立ちっぱなしのワッチたが続きます
今年は海藻が多いのですが、ここ対馬海峡は特に多い
これほど長時間、懸命にワッチしたのは何年ぶりかな
突然、玉城さんが「クジラ!」と!
見ると海面が盛り上がり、何かがいます
カメラを用意しましたが、すぐに潜ってしまい撮れたのはかなりの遠景
玉城さんは視力が3,0くらいあるのか、誰よりも早く「カメ!」 「サメ!」と教えてくれるのです
そのうちに前方に赤い浮遊物を発見! ブイ? ゴミ?
徐々に近づいてくると・・・立って浮くライフジャケット・・・漂流事故?
仕事柄、今まで何度も自殺や病死などの遺体を発見し、そのたびに警察の調査のため現場に何時間も釘付けになりました
もしここで、死体を発見したら、到着が大変になってしまいます
幸いライフジャケットに人は入っておらず、ただの漂流物でホッとしました
対馬海峡も残り僅かとなったころ、水面近くを何か大きな魚の背びれがちらほら
さっそくケンケンを流してみると、50cmほどのハマチがヒット!
厳原港が近付いているので、セールを収納したり舫いの準備もあるので大急ぎで絞めて冷蔵庫へ入れ港へ
12:00入港 係留場所を聞くためフェリー乗り場へ接近
そのとき、突然ラット(ステアリング)に振動が!
ペラが何かを巻き付けたようですが、アイドリング程度ならこのまま行けそう
奥のガソリンスタンド前は、広く空いてますが水深2mラインです
スタンドの右方の漁船にいた老漁師に聞くと露骨に嫌な顔でスタンド前を指さし、あそこへ行けと・・・
その様子を見ていた別の漁船の漁師が、あそこは浅いので自分のフネの後ろのスペースへ停めるようにと勧めてくれた
いや〜助かりました
壱岐郷ノ浦から39マイル、6.5時間でした
舫いを終えぬうちに海上保安庁が来艇
舫い終わるのを待って3人で取り調べが始まりました
書類をしらべて終わりかと思ったら、一人がキャビンの中をあちこち開けて念入りなチェック
バッグの中までかき回され、玉城さんが憤慨してます
あとの二人は書類を調べた後、ここへ来た目的からどこから来て、これからどうするのか、と根掘り葉掘り
さらに税関職員が2人、こちらはフネに乗り込むことなく簡単な質問で終了
保安庁の取調べは30分以上続いてようやく終了
ようやく、気になっているペラを潜って見ることに
エンジン回転を少し上げただけで、大きな振動が出たので短いロープなどを巻き付けたのかと思ったら海藻の束を巻いていました
潜りついでにキールの状態をチェックすると、やはり福岡の漁港の浅い海底を引きずったらしい傷や塗料の剥がれが見られました
泥や砂でも浅いところへ入るのは、やはりNGですね
私が潜っているのを見て、係留場所を教えてくれた漁師さんが自分の漁船も見てくれと
潜って見ると、この漁船のペラにも海藻がギッシリ、パン切り包丁を使い取除きます
漁船でもペラに海藻を巻くのには手を焼いてるようで、今年は海藻が多いとぼやいてました
この漁師さんと雑談ついでに近くに風呂が無いか聞くと、すぐ前のガソリンスタンド事務所の2階にある風呂に無料で入れるとのこと
番号キーは俺が空けておくから、と
このスタンドを利用する漁師のため、スタンドの会社が設けた施設のようです
もちろん私もここで100リッター補給、しかし燃料価格は高い・・・
高知県で給油した軽油はリッター61,6円でしたが、ここでは115,9円! 島だから高いのは仕方ありませんね
サッパリした後は資料館へ向かいましたが、建替え中で見ることはできません
観光案内で資料をもらい、回転ずしへ
回転ずしも悪くはないのですが、島旅の雰囲気じゃない
これでは味気ないです
明日は樽が浜へ移動し、島内観光です
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2017年5月17日 晴れ
長崎県 壱岐郷ノ浦 →対馬 厳原港
郷ノ浦の浮き桟橋は漁船や釣り船がいないので、明方も静穏そのもの
玉城さんは、すぐ近くにある水飲み場からペットボトルに飲料水を2本補給
重たい水はめったに買わず、給水で済ましてます
今日は待望の対馬へ
一昨年の沖縄クルーズの帰りに壱岐、対馬を巡る予定でしたが強風が続き諦めて帰りました
ようやく、このときが来ました
いつもより少し早目の5:30に出港
前から来る波が大きく、フネが揺られます
いつも港の沖に出るまで、大きい波が続くことが多いです
ラジオの天気予報では対馬・壱岐は雷注意報と、
急な雷雨、突風に注意と告げてますが、空は青空でそんな雰囲気はまるで有りません
GPSを見ると対馬海峡は北へ0,2ノットの潮流
海上は北西の弱い風でメインセール+機走2300回転、ペラもきれいになり6.3ノットで快調〜
対馬海峡に入ると波は穏やか
とても良い気分♪
ですが海藻軍団が相変わらずオリオンの行く手を阻みます
ワッチを少しでも欠かすと、すぐに目の前に現れて慌てさせられる
コックピットで、立ちっぱなしのワッチたが続きます
今年は海藻が多いのですが、ここ対馬海峡は特に多い
これほど長時間、懸命にワッチしたのは何年ぶりかな
突然、玉城さんが「クジラ!」と!
見ると海面が盛り上がり、何かがいます
カメラを用意しましたが、すぐに潜ってしまい撮れたのはかなりの遠景
玉城さんは視力が3,0くらいあるのか、誰よりも早く「カメ!」 「サメ!」と教えてくれるのです
そのうちに前方に赤い浮遊物を発見! ブイ? ゴミ?
徐々に近づいてくると・・・立って浮くライフジャケット・・・漂流事故?
仕事柄、今まで何度も自殺や病死などの遺体を発見し、そのたびに警察の調査のため現場に何時間も釘付けになりました
もしここで、死体を発見したら、到着が大変になってしまいます
幸いライフジャケットに人は入っておらず、ただの漂流物でホッとしました
対馬海峡も残り僅かとなったころ、水面近くを何か大きな魚の背びれがちらほら
さっそくケンケンを流してみると、50cmほどのハマチがヒット!
厳原港が近付いているので、セールを収納したり舫いの準備もあるので大急ぎで絞めて冷蔵庫へ入れ港へ
12:00入港 係留場所を聞くためフェリー乗り場へ接近
そのとき、突然ラット(ステアリング)に振動が!
ペラが何かを巻き付けたようですが、アイドリング程度ならこのまま行けそう
奥のガソリンスタンド前は、広く空いてますが水深2mラインです
スタンドの右方の漁船にいた老漁師に聞くと露骨に嫌な顔でスタンド前を指さし、あそこへ行けと・・・
その様子を見ていた別の漁船の漁師が、あそこは浅いので自分のフネの後ろのスペースへ停めるようにと勧めてくれた
いや〜助かりました
壱岐郷ノ浦から39マイル、6.5時間でした
舫いを終えぬうちに海上保安庁が来艇
舫い終わるのを待って3人で取り調べが始まりました
書類をしらべて終わりかと思ったら、一人がキャビンの中をあちこち開けて念入りなチェック
バッグの中までかき回され、玉城さんが憤慨してます
あとの二人は書類を調べた後、ここへ来た目的からどこから来て、これからどうするのか、と根掘り葉掘り
さらに税関職員が2人、こちらはフネに乗り込むことなく簡単な質問で終了
保安庁の取調べは30分以上続いてようやく終了
ようやく、気になっているペラを潜って見ることに
エンジン回転を少し上げただけで、大きな振動が出たので短いロープなどを巻き付けたのかと思ったら海藻の束を巻いていました
潜りついでにキールの状態をチェックすると、やはり福岡の漁港の浅い海底を引きずったらしい傷や塗料の剥がれが見られました
泥や砂でも浅いところへ入るのは、やはりNGですね
私が潜っているのを見て、係留場所を教えてくれた漁師さんが自分の漁船も見てくれと
潜って見ると、この漁船のペラにも海藻がギッシリ、パン切り包丁を使い取除きます
漁船でもペラに海藻を巻くのには手を焼いてるようで、今年は海藻が多いとぼやいてました
この漁師さんと雑談ついでに近くに風呂が無いか聞くと、すぐ前のガソリンスタンド事務所の2階にある風呂に無料で入れるとのこと
番号キーは俺が空けておくから、と
このスタンドを利用する漁師のため、スタンドの会社が設けた施設のようです
もちろん私もここで100リッター補給、しかし燃料価格は高い・・・
高知県で給油した軽油はリッター61,6円でしたが、ここでは115,9円! 島だから高いのは仕方ありませんね
サッパリした後は資料館へ向かいましたが、建替え中で見ることはできません
観光案内で資料をもらい、回転ずしへ
回転ずしも悪くはないのですが、島旅の雰囲気じゃない
これでは味気ないです
明日は樽が浜へ移動し、島内観光です
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コメント
コメント一覧 (6)
国境の島だけあってキャビン内の検査や聴き取りは徹底してます
沖縄ではカタマランで覚醒剤の密輸が摘発されたりしてますから厳しいのも頷けます
海藻問題は厄介ですね。
以前、岡崎造船の船でコックピットからペラの様子が見えるよう窓をつける改造を施したものを見たことがありますが、こういうときに便利でしょうね。
明日は壱岐へ向かいます
今年は本当に海藻が多く、対馬海峡横断中もずっとワッチが欠かせませんでした
潜らずに取れるようになっているかもしれませんね
ロープカッターという手もありそうですね