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電圧低下の警報音って?・・・まだまだバッテリーには十分余裕があるはずで、電圧低下など起きるはずない

しかし、普段12,7Vほど表示するUVメーターが今は12Vほどに下がっている

オーパイ、GPS、冷蔵庫その他電装品のブレーカーを切り、ほぼ消費電力ゼロにしてもアンメーターは電力消費のマイナス表示だ

ヒールが大きかったので、バッテリーの下にあるビルジ溜まりから飛んだ海水が周辺の配線を漏電させたか
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バッテリーはエンジン始動用と別に2個のサービス用バッテリーがあり、メイン・サブの切り替えスイッチは無い

切り替えが無いので独立回路かと思っていたけどアイソレーターの影響なのか,先回のバッテリー上がりでは始動用もサービス用も全てバッテリが上がってしまっていた

始動できない原因がバッテリー低下なのか、ペラやギアのトラブルなのかよく分からないまま帆走で衣浦港の河口へ

もし風が無くなれば漂流して座礁してしまう

いつでもフネを固定できるようアンカーのロックを解除

河口入ると風が弱くなった

本船用の航路ブイをかわすことができず、コースを風下へ落とすと陸地が近付きヒヤヒヤ

その後は、幸いにも風はクローズリーチ5mほどで安定、このまま帆走していけばハーバーまで行ける

とりあえず順調な帆走ですが、少々風も落ちてきている

GPSを切っているので速度が分からないけど3〜4ノット程度か、到着前に暗くなってしまいそうだ

半ばまできたところでクラブ会長のMさんに連絡を取ると幸いにもハーバーに居られ、着岸の手助けをお願いできた
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薄暗くなり始めた頃ようやくハーバー前まで到着、メインセールを収納しフェンダーと舫いロープをセット

あとは、少し小さめのジブセールでフネをコントロールして着岸します

一番外側のゲスト桟橋に近付くと薄暗がりで会長のMさん、風童のAさんとケンちゃんの3人が寒い中まっていてくれました

そのまま着岸すれば左舷着けですが、オリオンのフェンダーと舫いロープは反対側にセットしてあります

実は自分のバースへ入るつもりだったのでフェンダーや舫いロープは定位置にセットしておいたのです

ですがハーバーに着くと風向が悪い! 5〜60mほど奥にある自分のバースまでは真正面からの風です

しかも風が弱り始め、速度が保てないので自分のバースまで帆走で行くのはとても無理

ということで、一旦通り過ぎてからUターンし右舷付けの態勢にして、会長達が待っていてくれるゲスト桟橋へ向かう

しかし桟橋は風上になり、横風を受けるので条件が悪い

桟橋に近づくとジブシートを放し、惰性で進むが桟橋を目の前にしながら風下へ流され1度目は失敗

う〜ん・・逆の風向なら着岸は簡単なのに・・・

やり直すため一旦フネを大きく周回させる

今度はジブセールを全開ににし、十分に行き足を付けて桟橋へ向かう

桟橋が近付いたところで手にしたジブシートを放し着岸

しかし、今度は少々行き足が付きすぎたようで舫いロープを攫んだ会長達が引きずられましたが、何とか着岸成功!

いや〜おかげで助かりました、有難うございました

一人だったら恐らく数回の着岸を試みる羽目になったでしょうし、暗い中ではフネをぶつけていたかもしれません

散乱したキャビンを片付けたところで、ブレーカーを落としアンメーターをチェックすると漏電が自然に解消したのかゼロ表示になっています

バックに入っていたギアをニュートラルに戻し、セルを回してみると、いつもと違う弱わ弱わしいクランキングの末にエンジン始動

エンジンが掛からなかったのはペラでもギヤでも無く、漏電によるバッテリー低下が原因だったようです

以前、牡蠣食い放題クルーズのときのバッテリー上がりも、その前週の強いヒールによる漏電らしき兆候がありました

今回のバッテリートラブルも同じ原因なのは間違いないようです

その日は、例によってクラブハウスで一杯
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翌日の朝、ゲスト用バースのオリオン
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自分のバースへ戻り、ビルジに近い電線をチェック

既に漏電は無くなっており、何本かある電線のどれが原因か分からない

とりあえずアヤしい電線を数か所にまとめて高い場所に固定しました

今後はヒールが大きいときにエンジンをかけた状態で様子をみてみることにします

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