9月2日(水) 帰路6日目 徳之島亀徳港から奄美大島 古仁屋(こにや)へ

昨夜は、夜中にものすごい大雨に起こされました

バウバースの電気が点いて彦坂さんも起きたようですが、ちょっと様子が変!

良く見ると、バウバースのマットにはバケツをぶちまけたような大水

小雨が上がった時のことを考え、トップのロープだけ外したウインドスクープを付けたままバウハッチを閉めて寝ましたが、これがいけなかった

夜中の大雨でハッチに挟み込んだウインドスクープから雨水がしたたり、彦坂さんがこれを直そうとハッチを開けたとたん、水風船のように溜りに溜ったウインドスクープの雨水が一気にバースへ流れ落ちたようです

ぐっしょり水を含んだバウバースにタオルで水を吸い取り、丁度あったドジャー用のフィルムを下に敷き何とか再び寝ることが出来ました

翌朝はすかり晴れ風も無く静か

7:30 34マイル先の奄美大島 古仁屋を目指し出港




古仁屋は奄美大島の南端、掛呂麻島との間にある入り組んだ海域に面している良港です

海上は風も無くベタ凪ですが、連れ潮で6ノットキープ
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風も無く揺れないので、濡れてしまった敷きマットや、水を含んだバースクッションをデッキへ

敷きマット干し、暑い朝日対策にも
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1時間もすると、昨夜のこともあってウトウト
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12:00、奄美大島と掛呂麻島の間、大島海峡へ入ります
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暫く進むと潮がぶつかっているように海面がざわついている、2500回転でも4kn、潮が沸き立ち河のようです
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13:30 奄美大島 古仁屋 瀬戸内海の駅へ到着
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入港し左側へ着けます
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以前は浅かったようですが、浚渫され干潮時でも水深6mもあります
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一段落し、周辺を散策することに

すぐ近くにある川にはゴミも目立ちきれいとは言えませんが、よく見ると色々な魚が沢山います
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水が濁っているので写真には良く写りませんが

沢山の小魚に混じって80cmほどの黄ヤガラや、チョウチョウウオ、ハタタテ、やハコフグなど、

生活排水とともに捨てられた生ごみ目当てに集まっているようです

彦坂さんが、スズメにお菓子をやると50羽ほども集まってしまいました

内地では、見られない光景です

やたら多いネコ、近付いても逃げません

魚や鳥、猫など動物が皆のんびりと生活している南の島

島人の優しさが伝わってくるようです


家々は沖縄と違い、内地と同じような建物が多い

遠くはなれていても、ここは鹿児島県なのです

風呂は港から10分ほどにある銭湯、嶽之湯へ

外観と違い内部はとんでもなくレトロ
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夕食は、地元の人が良いという神鷹へ
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私達のすぐ後に入ってきたお客は満席と断られて、やはり人気店のようです

ほろ酔い気分でフネへ帰ると、すぐ前の土俵で子供たちが稽古を終えたところでした
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奄美大島に限らず、こちら南国は土俵をよく見かけます

今日は風が無く、小雨が降ったり止んだり

まるで温室に入ったように蒸し暑く、重苦しい空気です

当然キャビンも蒸し蒸し

暑くてとても我慢できずエアコンを使うことに

オリオンのエアコンは外部電源が必要なタイプなので、今回はポータブル発電機を持参してます

10000BTUのマリンエアコンにホンダの1,6kwではパワー不足なのですが知人が使っていると聞き、試しにホームポートでテストしてみたら、ちゃんと使用できたのです

雨が降る中、コクピットロッカーから重たい発電機を出してエンジン始動

エコ運転では使用できないので、発電機フル回転

流石にうるさいけど、ハッチを閉めれば音はかなり小さくなる

周辺には他船や住宅も無いので迷惑の心配は無い

アコンのスイッチを入れると、すぐ涼しくなり始めた

と思ったとたんに、電源が落ちた?

見ると発電機の過負荷防止が働いてしまい、停止している

テストでは問題無く使用できていたのに・・・

仕方なく、雨で締め切ったキャビンで寝ようとするも蒸し暑くてどうにもならない

という事で、近くのビジネスホテルへ避難することに
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暫くは、この不安定な天気が続きそう、先が思いやられます


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