2014/2/14

中古ナウティの購入が決定したところで、今乗っているカタリナは4月中にも売却せねばならない訳ですが

このカタリナでは随分多くの思い出があり、私の手元から無くなってしまうのは少々辛いものがあります

カタリナ購入したのは2005年の4月、1990年製15年落ちの中古艇を螢カザキヨットの仲介により375万で購入した

新西宮ヨットハーバーに係留されていたカタリナを、関西の風来坊さんの助けも借り、ラピタの菊池さん、玉城さん、私の3人で蒲郡まで回航しました
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その間、途中から乗込むヨット仲間も複数あり、当時ヨット経験2年半と未熟な私には何もかもが新鮮で最高に楽しい回航でした
(詳細はラピタさんのHP 「Lapita cruising World」の <新Orion回航記>に詳しい   http://www.page.sannet.ne.jp/hide/ )

あれから早8年、苦楽を共にした愛艇ですが1年ほど前から、もう少し大きくてマスト等の丈夫な艇が欲しい、と考えるようになってきました

もともと今のカタリナ30で大きさに不足は無かったはずですが、紀伊半島クルーズの泊地で出会うヨットは大抵オリオンより大きく、それを見るにつけ、もう少し大きくしたいとの願望が膨らんでいたのです
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それで、候補艇の条件として33〜36フィート、船齢10年以内のクルージング艇をネットで探し始めた

内装はこだわりがあり、(艇の大きさで左右されるでしょうけど)カタリナよりもモコモコの大き目のシート(できればソファーと呼べるようなやつ)や、コテコテしたウッディな内装、それとキャビンとシャワー・トイレルームは広めであることなど

要するに、長時間心地よく過ごせるスペースです

装備は中古で購入する、うま味の出るところで、マストファーラー、マリンエアコン、ウインドラス、ドジャー、陸電、温水シャワー、電気冷蔵庫はどうしても欲しい装備でした

あとジェネカーやスラスター付きなら言うこと無しです

以上の様な感じでヨット探しの条件が自分なりに出来上りました

いろいろ探してみると、このクラスで玉数が多いのは、べネトウやジャヌーなどの輸入艇

一方国産艇では林990など憧れのヨットでもあるのですが、スッキリしたシートや内装などは私の好みとは路線が違います

高品質と定評の岡崎造船なども憧れる艇ですが、中古艇の玉数は少なく、高年式艇は予算的にも厳しそうです
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いろいろ探しているうちに、べネトウ・オセアニス辺りは希望する内装、装備を備えた中古艇も多いので、ここらで手頃な艇を探し始めました

普通はセーリング性能や湛候性など重視するのでしょうけど、私は難しいことはよく判らないし、レースに出たり太平洋を越えたりするる訳でもないので、メジャーな量産艇なら大丈夫でしょ、という感じです

そんな折、目に付いたのが今回の2003年登録のワンオーナー艇、ナウティキャット321でした
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私の希望する装備や内装、その他条件を、ほぼ満たしています

広さに関してはビミョ-でしたが、装備は希望のエアコン、マストファーラー等の他にバウスラスター、電気冷蔵庫に加えて30Lの冷凍庫やFFヒーターなどもあり100点満点以上でした

チークデッキなどは高級感もあり、夏は熱いFRPに比べ素足が心地よいのだけど、これは私には手に余る装備です

外部の木部は格好良い半面、手入れが大変

しかし、装備や内装に関してはほぼ希望通りなのですが、この時点でパイロットハウスは、まだ眼中にありませんでした

機走中心でセーリングは二の次的なイメージと、4〜50Fのような大型艇でないと外観にヨットのスマートさが感じられないように思います

でも、良く々考えれば雨や低気圧の多い日本沿岸を何日もクルージングするのにパイロットハウスという選択、これは今の私の遊びのスタイルからいっても正解かと思いました

それに、知人のSさんが乗っているナウティキャット331(ケッチのモーターセーラーです)は、機走で普通は感じられる振動のないことに驚かされたことがありました

普段当り前で気付くことも無いエンジンや駆動部の振動ですが、これが無ければ機走でも心地よいのです

それに雨や強風に当たらず躁船できるのですから、疲労度はとても軽いでしょう

ナウティは、パイロットハウスといっても321タイプはセーリングでも、そこそこ帆走るそうですしトールリグ仕様だし、上りは一寸苦手でもそのときは機走でカバーできるし・・・

と、いうことで俄然、購入モードに走ってしまいました

価格も1298万と出ておりナウティにしては割安感があった

しかし、オーナーさんが高齢のためここ1年ほど動いてないとのことでした

それでもエンジンは週1回、業者さんが回しているというので、すこし安心

と、いうことで先回報告の通り、マリーナへ下見の数日後に購入と決まったわけです

しかし、回航でとんでもないトラブルが分かり、帰港後この中古艇を販売した螢カザキヨットと話をしたものの、全く無責任を通す姿勢に私も憤慨(注:記事中のオカザキヨットは小豆島の岡崎造船とは一切無関係です)

螢カザキヨットを相手に訴訟を起こすことになってしまいました

良心的な業者を選ぶのは、つくづく難しいものだと痛感しました・・・

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