2010年4月19日

晴天に恵まれ、暖かな日曜日でしたが、クレーン設備関係の用事もありフネを出すのを止めてドジャーの改修をすることにしました

以前紹介したように、曇って視界の悪くなったビニールを、ポリカーボネート板(以下ポリカ)に取替えます

使用するのは3mm厚の「両面耐候性」のポリカです

ポリカは標準のものは、紫外線の影響でアクリルより早く曇ってしまうので、耐候性のものを使用しました

(後から考えると、ポリカは割れる心配がない半面、価格が高く傷も付き易いので、今回のような曲面が無い場合、安いアクリルでも良かったのかもしれません)


既に大まかな寸法で切り分けてある材料に、切取った古いビニールの型に合わせ、取付けシロ分を見込んでカットします

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カットは、カッターで両面に切れ目を入れ、へし折る  

早い、簡単、きれい、と三拍子で加工は楽ちん(笑)

切取ったポリカに、これまた切取ったビニールをガムテープで張り付けたものを、ドジャーの切り口にピッタリ合わせ、またまたガムテープで固定して取付け開始

型が狂うと、仕上がったときドジャーのパイプに取付けできなくなる可能性もありますから

取付けには、ステンレスのリベットと、ポリカシールというポリカ用の接着・シール材を使います

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普通のシリコンコーキングを使うと、シリコンが固まる時に発生するガスでポリカに細かいヒビが入るので注意が必要です

リベットは裏表、それぞれにワッシャ―を入れ、リべッタ―で固定してゆきます
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知人が来艇されたり、会の打合せ等で時間が足りず、正面を残し左右2面のみの完了ですが、出来上りは上々です
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正面のビニールとは比べ物にならない視認性の良さ(右側)、まるで素通しで何も張ってないようです  これは、気持ちいい〜

そして、後日張り上がった正面部分、夏は通風のためファスナーを開ければドジャーの屋根へ跳ね上げておけます
P4240250


跳ね上げるときブーム等の艤装品に当たるので上下2分割し、今迄使用していたビニールを再利用し真中で折れるようにしてあります

苦労した甲斐があり、ワッチがとても安全かつ楽になりました

新品のビニールでも雨天は視界が半減しますが、ポリカは全然大丈夫

ビニールのドジャーを使ってる方、これは絶対お薦めですよ〜



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